ナビゲーター (モータースポーツ)

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ナビゲーター (モータースポーツ), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=777533 / CC BY SA 3.0

#ラリー
#モータースポーツ用語
#ラリードライバー
ダニ・ソルドのコ・ドライバー、マルク・マルティ(2008年) ナビゲーター (navigator) とは、ラリーなどの自動車競技においてドライバーと共に車両に乗り込み、走行の手助けをする選手である。
コ・ドライバー(co-driver)とも呼ばれ、「ナビ」「コ・ドラ」などと略される。
ナビゲーターは助手席に搭乗し、ヘルメットに内蔵された有線交信機でドライバーとコミュニケーションを取りながら、ドライバーの運転を補助する。
基本的に、ドライバーは「走る事」だけに専念し、ナビがその他の役割を全て行うと言っても過言ではない。
また、物理的・精神的両面でドライバーを走る事だけに集中させられるようにするのも役目の一つである。
通常はドライバー1人に対してナビゲーター1人だが、ラリーレイドのトラック部門のみナビが2人乗る場合もある。
競技のルール上は、ナビゲーターとドライバーは全く平等な選手として扱われており、ライセンスや装備品などの規定もドライバーと同様である。
ただし肢体に不自由があるなど、ドライバーに適さない者もナビであれば特例で出場できる場合がある。
しかし一般的な認識はドライバーの黒子的な存在であり、果たす役割に見合わず待遇は低い。
世界ラリー選手権(WRC)の車両のサイドウインドウにはドライバーとナビゲーターの名前と国旗が貼られているが、2004年- 2010年シーズン途中まではナビゲーターの名前と国旗の表記は禁止されていた。
またメディアでも優勝報道の見出しでナビゲーターが併記されることは稀で、ファンのラリー談義でもドライバーばかりが語られることが多い。
ワークス選手の給料も、ドライバーに2人分がまとめて渡され、そこからナビがもらうケースが多い。
FIA殿堂でも、2019年よりWRCのシリーズチャンピオン経験者が殿堂入りするようになったものの、ナビゲーターは殿堂入りの対象とならなかった。
過去にはマシントラブルが出た場合、ドライバーが運転している間エンジンルームに乗ってスロットルバルブを操作したり、窓から大きく身を乗り出して脱落しそうなパーツを押さえるなど危険な役割をさせられることもあった。
最初からナビゲーターを志す者がドライバーよりも少ない事は自明であり、プライベーターはもちろん時にはワークスドライバーでも自分の条件に合うナビゲーター探しには苦労する事がある。
経験が豊富で特定のドライバーに付いていないナビゲーターは、シーズンごとにあちこちから競技への誘いの声が掛かる。
ラリー自体が豊富な経験が要求される競技であり、ナビゲーターはドライバーをコントロールする立場である関係上、ドライバー以上に経験が必要と言われ、トップレベルでは年齢層が高い傾向があるが、個人レベルでは性質上女性や競技経験の浅い者が乗ることも多い。
ペースノート読みではドライバーとの阿吽の呼吸が必要であるため、息の合うもの同士で長年コンビを組む例も多い。
1906年ACFグランプリ ミッレミリア2012 自動車競技において助手の同乗が認められるのは、ラリーだけとは限らない。
オープンホイールカーの分野では、欧州のグランプリレースでは1920年代まで、アメリカのインディ500では1930年代まで、助手席にライディングメカニックを乗せて走るのが一般的だった。
レース中の故障修理やタイヤ交換を手伝うために同乗していたのだが、インディでは後方から接近する車両の位置をドライバーに知らせる役割も担っていた。
ホンダの創業者である本田宗一郎も若き日にライディングメカニックとしてレースに参加したことがある。
なお1911年の第1回インディ500では レイ・ハルーンがライディングメカニックを載せる代わりにバックミラーを取り付け、1人乗りで走って優勝している。
同乗者ではないが、現在のNASCARやインディカーのようなアメリカのレースではスポッターと呼ばれる、会場の上からマシンの周囲の状況について伝える役が存在しており、特にデイトナ500やインディ500などの高速オーバルでは重要な鍵を握る。
スポッターは練習、予選、決勝の間常に集中力を欠くことができず、数時間以上に渡ってサーキットを眺めていなければならないため、ドライバー並に過酷であるとされる。
場合によっては他のスポッターたちと交渉して、協力して順位を上げるようなケースもある。
また欧米問わず、ラリークロスでもスポッターが存在する。
一度の通過義務がある「ジョーカーラップ」へ...
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Sport
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